学会の行き帰りの新幹線の中で、”ジョイくん”とお友達になりました。
前回に引き続き、学会の行き帰りの新幹線の中で、1匹のラブラドール(8ヶ月の元気な男の子)の”ジョイくん”とお友達になりました。いや、正確にはジョイくんのママ(飼い主さん)とお友達になったというべきかなぁ。
ジョイ君のママ曰く、
「我が家のジョイは、女の子が大好きで、すぐに家の生垣をくぐって外に出てついて行ってしまうのよ~。」とのこと。詳しくお話をきいて、大爆笑!
ジョイ君のお宅は中学校、高校から近いところにあり、放課後、たくさんの部活動の生徒さんが「○○校―!ファイト!ファイト!○○校―!ファイト!」と皆で掛け声を掛けながらジョギングをされているそうです。
その生徒さんたちの掛け声を聞くと、なのか、足音を聞くと、なのか、家の中にいるジョイ君はソワソワとし、こっそりと一人でお庭に出て、生垣をくぐって道路に出て、ジョギング中の生徒さんたちの一番後ろについて一緒に学校まで走っていってしまう、とのこと。
でも、絶対女の子の後しかついていかないのだそうです。
男の子集団には見向きもせず、そわそわもせず、家の中にいるジョイくん。
どうやらジョイ君には、女の子と男の子がちゃんと識別されているらしい・・・。
生徒さんから「可愛いー。ジョイくーん。」などと声を掛けられ、頭をなでてもらってご満悦で運動場にスタンバイし、ジョイ君の首輪には飼い主さん(ジョイ君のママ)の連絡先がつけてあるので、先生が電話をしてくださるそうです。
「あのー、○○さんのお宅ですか?またお宅のジョイ君がうちの生徒の後をついてきてしまって、今運動場にいるんですよー。お迎えお願いしますね。」と。
ジョイ君のママは毎回、あわててすぐそこの学校の運動場までお迎えに行くそうです。皆についていけても、一人で家まで帰ってこれないジョイ君。
「実は方向音痴なのか、甘えん坊なのか分からないけれど、可愛いんですよー、都会だったら大変だけれど、家は田舎だからのんびりしていてねぇ、みんなジョイのこと知っているから笑って見守ってくれていてね、ジョイも決して人も犬もかまないしね。」とジョイ君のママはニコニコお話してくださいました。
当の本人、ジョイ君はケージに乗せられてうるうるの大きな瞳でじっと飼い主さんを見ながら、おとなしくしていました。新幹線に乗って、飼い主さんと一緒に旅行、いいですね、ジョイ君。元気でね。
この出会いに感謝、と思った学会でした。